エフエム東京の代表取締役社長がパワハラ的不適切な言動を理由に辞意を表明。経営体制を変更するも取締役会長に選定。取締役相互のガバナンスが効いていると言えるのか?

エフエム東京は、2024年10月1日から経営体制を変更することを、9月26日に明らかにしました。

その理由は、2024年6月から8月にかけて、代表取締役社長(当時)の不適切な言動ついて複数の内部通報があり、常勤監査役が実態調査をした後、9月26日開催の取締役会で調査報告を行ったが、その前に社長が事実を認め代表職・社長職の辞意を表明した。取締役相互のガバナンスが機能していない。

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日本実業出版社刊「企業実務」2024年10月号に拙稿「退職者・転職者による『企業秘密』の漏えい・持ち込みを防ぐ」が掲載されました

これまで退職者による企業秘密の漏えい(持ち出し)については大いに注目されてきましたが、転職者による前職の企業秘密の持ち込みについては意識が希薄な会社が目立ちました。

最近では、企業秘密が持ち込まれた側の企業が不正競争防止法違反で刑事罰を課せられるケースも発生しています。

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NHKラジオ国際放送で業務委託先の中国籍のスタッフが、尖閣諸島の帰属などに関して、原稿にない、日本政府の公式見解と異なる発言を行う「放送乗っ取り(放送ジャック)」事故。産業スパイ問題と根っこは同じ。

NHKラジオ国際放送で業務委託先の中国籍のスタッフが、尖閣諸島の帰属などに関して、原稿にない、日本政府の公式見解と異なる発言を行う「放送乗っ取り(放送ジャック)」事故。産業スパイ問題と根っこは同じ。

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日経ヒューマンキャピタル・オンラインに連載中の「第三者調査報告書から読み解くコンプライアンス」に、新しい記事が掲載されました。小林製薬について取り上げています。

日経ヒューマンキャピタル・オンラインに連載中の「第三者調査報告書から読み解くコンプライアンス」に新しい記事が掲載されました。 今回は、小林製薬の紅麹関連商品に関する調査報告書を取り上げました。 小林「…

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JR貨物が輪軸組立作業(圧入作業)の際に、圧入力が基準値を超える検査結果データを基準値内のデータに差し替えるなどの不正行為。データの不正を予防するための内部統制が機能していなかった点と、従業員からの申告後の危機管理の迅速さ。

こんにちは。弁護士の浅見隆行です。 JR貨物は、2024年9月10日に、 が判明したことを明らかにしました。 www.jrfreight.co.jphttps://www.jrfreight.co.j…

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ライオンが歯磨き「システマハグキプラスプレミアム」のCMで使用した効果音がJアラートに似ていて不安になると指摘され放映中止に。なぜ不快な音を選定してしまったのか。広告の効果音を選定する時に法律以外に留意すべき意識。

こんにちは。弁護士の浅見隆行です。 ライオンは、2024年9月1日から放送していた歯磨き「システマハグキプラスプレミアム」のCMで使用した効果音が「緊急時の警告音に似ていて不安になる」と指摘を受けたこ…

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新リース会計基準の義務づけによって自己資本比率やROAが悪化する会社は、IRや株主総会での説明に重点を入れる必要があり、また、ファンドの買収対象として狙われやすくなるかもしれない

こんにちは。弁護士の浅見隆行です。 2024年9月3日、日本の会計基準を定める企業会計基準委員会(ASBJ)が、リース取引に関する新しい会計基準を2027年度から義務づけることを決議しました。 日本経…

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