「コンダクト・リスク」とは何か。用語は新しいけれど、中身は本来の意味の「コンプライアンス」。
「コンダクト・リスク」とは、ルールベースでリスクを考えるのではなく、社会の期待に応えるというリスクベースでリスクの内容を把握する考え方。コンダクト・リスクが浸透すると、マニュアル仕事ではなく頭を使って仕事をすることが求められるようになるので、管理部門や危機管理、リスクマネジメント、クライシスマネジメントには大きな影響が出ます。
「コンダクト・リスク」とは、ルールベースでリスクを考えるのではなく、社会の期待に応えるというリスクベースでリスクの内容を把握する考え方。コンダクト・リスクが浸透すると、マニュアル仕事ではなく頭を使って仕事をすることが求められるようになるので、管理部門や危機管理、リスクマネジメント、クライシスマネジメントには大きな影響が出ます。
役員の選任過程では資質を厳しく判断するが、透明性や公平性、独立性に欠ける会社が少なくない。
指名・報酬委員会も独立性が機能しないことがあり、だからといってステークホルダーを無視することは事業に悪影響のおそれがあります
ガバナンスの理想と現実のギャップを埋めるためには試行錯誤が不可欠です。
海外子会社・グループ会社へのグループガバナンスについて親会社の責任は問われます。平時のグループガバナンスはベネッセHDやみずほFGの株主代表訴訟判決、緊急時の危機管理、クライシスマネジメントは福岡魚市場事件が参考にすべきです。
「気候変動に関連した情報開示」は会社の組織や運営の根幹に関わる定款に定めるべき内容ではなく、経営環境や社会の要請に応じて臨機応変に変更できる取締役会で決議すべき項目
従業員がSNSを私的に利用することを、会社は内部統制の一貫として制限、規制することができます。就業規則の服務規律で「会社の名誉、信頼、信用を低下させる行為」を禁じているからです。違反したときには社内処分もできます。
ただし、従業員の表現の自由やプライバシー侵害にも配慮する必要があるので、職務専念義務、秩序保持の観点から求められるものに限定されます。
2023年6月1日から訪問営業や電話営業、通信販売に関わる特定商取引法の新しいガイドラインが適用されます。
勧誘目的の不明示、再勧誘・不招請勧誘、不実の告知、不利益事実の不告知とならないようにトークスクリプトを準備してください。
広告・宣伝は法令違反だけではなく、人種差別、危険、ジェンダー、性的、文化の冒涜、タイミング、不謹慎などを理由に炎上することがあります。「不適切」か否かの事前チェックも行うようにして下さい。
個人情報の漏えいの可能性があるときに公表するかどうかは、法律ではなく危機管理の視点で判断すべきです。危機管理の観点を忘れると、法律を守っていても炎上することがあるので注意が必要です。
こんにちは。弁護士の浅見隆行です。 前の投稿で、女性役員の推進についての素朴な疑問をChatGPTにぶつけてみました。 多様性だけでは納得感がないのであれこれ訊いてみたのですが、ChatGPTの答えに…
上場会社で女性役員を推進する動きが止められない。本当に女性役員を推進することが正しいのか?多様性だけでは納得感がないのであれこれ考え、ChatGPTにも訊いてみた